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師走の風景5

 日付は前後しますが、先週の土曜日午前7時ころが地球と月が最接近する時刻だったそうですね。距離にして35万6600キロ、地球を9回ほど回るくらいですから、まあ遠いといえば遠いですが、太陽などと違ってなんとなく想像はできる距離です。おまけに同じ日の午前1時ころが天文学的には満月ということも重なって、前日の金曜日、非常に大きく明るい月が日没後しばらくして東の空から昇ってきました。月の出から1時間半ほど、本当の満月まであと8時間という月をごらんください。東京から山梨に移動する大月付近で撮影しました。風も雲もないいいお天気で、静かな山里を明るい月の光が一晩中静かに照らし出していました。
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 日本では仏教の説話からきているようで、月の模様を餅つきウサギと古くから見立てていますが、世界にはさまざまな見立てがありますね。本を読むおばあさん、吠えているライオンなど、ここにいろいろあります。人の創造力というのはじつに面白いものですね。

 この週末は山の小屋で恒例の忘年会と月ではなく地上の餅つきで、準備その他のために一足早く山梨に向かったのでした。旧知の地元こいのぼり農園で本年最後の露地栽培なめこを採集させてもらったり、ころ柿干しをひやかしたりして、夕刻からの宴に一品添えさせてもらい、深夜まで歌や談笑に踊りまで飛び出して山の夜は更けて行ったのでありました。
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 餅つきの朝は夜明け前から雨で、それが霙に変わりやがて本格的な降雪になるなどあいにくの天候になってしまいましたが、降りしきる雪の中、10キロの餅を参会者みなさんにかわりばんこについてもらいました。生まれてはじめて餅つきをしたという若い人もいて、つきたての餅をいろいろにおいしく食べて、多少は伝統の継承なんぞに貢献もできたかという感もまあなくはなしとしておきましょうか。
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 今冬はじめての降雪、つまり初雪でありましたが、標高1000メートル以上くらいをうっすらと化粧させたくらいで、昼前にはすっかり止んでしまいました。でも天候の回復は遅く、西の空の雲が切れ始めたのはすでに午後遅くでありました。甲府盆地の向こうでは日没が雲を赤く染めて、わずかにレンブラント光線もどきが盆地の人家と、桃と葡萄畑の斜面を照らし出しているのでありました。
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by fuefukin | 2008-12-16 11:47 | なにげない風景

日常の延長に旅があるなら、旅の延長は日常にある。ゆえに今日という日は常に旅の第一歩である。書籍編集者@福生が贈る国内外の旅と日常、世界の音楽と楽器のあれやこれや。


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