クサボケ酒
2008年 07月 13日
ずいぶん以前、熟しかけたこのクサボケで作ったお酒がおいしかった記憶があるのでいつかまた作ろうと思っていたのですが、肝心の実が手に入らずに以来十何年か。春に咲くオレンジ色の花を見つけておいて、夏の終わり頃の草いきれの薮に踏み込めば採取も可能でしょうが、そんな計画性などはなからないわたくしでありますから、たしかあのあたりで花を見かけたことがあったなあと一時は覚えていても、採取時期になるとすっかり忘れてしまう本ボケなのでありまして、出来上がった酒の味さえもはや曖昧でありますね。
そういう点ではずいぶんと早すぎる漬け込みですが、木から離してしまったのではしょうがない、果たしておいしいお酒になるかどうか。瓶の実が若干多めなのは、クサボケが少ないと見て増量のために山の家の庭の千成木瓜の実を混ぜたからです。もっと大きめの瓶がぜんぶ梅酒でふさがっていて手元になかったせいもありますが。
ついでにラベルまで作ってしまいました。なんだか売り物みたいですね。