春霞富士
2007年 03月 25日
能登半島を激しく揺さぶった地震は、山梨県東部の山あいに立つ小さな小屋も少しだけきしませました。ニュースを見ていると、時間が経つにつれ被害の広がりがわかってきます。やはり昔から災害のいちばんに地震が置かれているのが、こうして忘れたころに起きてみるとよくわかります。ニュースのなかで道路に倒れたブロック塀を片付けている地元の方が、家の中も物が落ちてがたがただけど、道路はみんなが通るところだからまず先に片付けているんだとインタビューに応えていたのが印象的でした。ノーブリス・オブリージュなどという観念などに関わりなく、またそんな言葉も無意味になってしまうくらい、日本の地域の公共性がまだ確実に生きているのを感じたのであります。
雨が小降りになったのでちょっと外で撮影。ようやく芽吹きかけたケヤキの小枝の雨滴や、ブルーベリーの茂みにかけられたクモの巣がきれいでした。
by fuefukin
| 2007-03-25 09:05