辛夷と白木蓮
2007年 03月 18日
今週はじめ、都心の住宅街で見かけた白木蓮。ちょうどつぼみが開いたばかりの花、やや盛りの花、盛りを過ぎた花、三者を一枚の画面に収めてみました。人間で言ったら、十代、二十代、三十代をとばして四十代といったところでしょうか。見る人によってさまざまでしょうが、うまく適度に各年代がばらけていることによって社会のバランスがとれるのであって、遍在していたりある世代がごそっと抜け落ちたりするのは不幸な戦争や革命、あるいは過度のコントロールの結果であって、けして繰り返してはならないことであります。60年以上も前の戦争では、足りなくなった戦闘人員を補うために丁年壮年世代ばかりでなく少年兵や中年兵まで前線に送りだして異土の骸としたのは、施政者が誤った結果の悲劇でありました。ぱあっと咲いてぱあっと散るなんてことはあまり望まないほうがいいのかもしれませんね。
by fuefukin
| 2007-03-18 11:01
| 花の写真