山の上の湖では、この連休に今シーズン最後の釣りをしようという釣り人たちで早朝からにぎわい。紅葉にはまだまだ早い端境期のようなときですが、それでも一般観光客もかなり出ていました。やっぱり人気の観光地ですね。
その湖の小さな流入河川では、真っ赤な婚姻色に身を染めた姫鱒が産卵を控えて遡上のただなかでありました。産卵を終えた姫鱒たちは♂♀とも死んでしまいますから、華やかな婚姻色は死に装束でもあるわけであります。産み落とされた卵は凍り付く冬を越えて孵り稚魚となって親魚になるまで3年。しかしその大部分は人工孵化放流にとって代わられているのであります。