鮭の川、三面

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 秋の川には生と死が並んでいる、とキャブションをつけようかね。
「生」のほうの卵は川では見えないけどねえ、まだ。
 この写真はいわゆるホッチャレ(産卵を終えた個体)というやつだ。いくらか早い時期に海から上がってきて、川幅いっぱいのウライの手前で産卵を終えたのだろう。そして、死。
 江戸時代から鮭の採卵、孵化、放流事業を、世界に先駆けておこなってきた越後村上を訪れたのは先週末のこと。今年の遡上はどうかとの問いに、漁業組合員は「はじめはよかった、そのあとが来なかった」と答えたが、ひとやすみしたあとに二弾目以降が遡上して来たんだろう、僕らの目の前で網に入ったのを目撃した。土地で謂うところの「居繰り網漁」というのがこれらしい。ハの字にした平底舟2槽のあいだに網を両側から差し入れ、そこにいま一艘の舟が鮭を追い込んで捕らえる。まあ原始的な漁だねえ。いっきょに5尾ほどかかった。ほかに引き網漁という地引き網もあるらしいが、これは見られなかった。
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Commented by koro49 at 2012-11-02 22:21
こちらでは初めまして♪ 
>秋の川には生と死が並んでいる
その通りですね。
広く言ったら自然界はいつもそうですね。
旅・・・好きだけど、日常の中でほんの5分でも旅に出るのが得意です^^。
リンク頂いて帰りますね^^。
Commented by fuefukin at 2012-11-16 10:39
koro49さん、リンクありがとうございます。
思慮深く観察すれば、生死ばかりでなく、自然の万華を見ることができますね。そんなゆとりが欲しいのですが。
by fuefukin | 2012-11-02 19:58 | Comments(2)

日常の延長に旅があるなら、旅の延長は日常にある。ゆえに今日という日は常に旅の第一歩である。書籍編集者@福生が贈る国内外の旅と日常、世界の音楽と楽器のあれやこれや。


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