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反原発か脱原発か、それとも

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 独立行政法人日本原子力研究開発機構が運営する高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)は、昨年8月に原子炉容器内で発生した重さ3.3トンの燃料交換用装置落下事故がいまだに回復していない。これまで24回引き上げが試みられたが、ことごとく失敗に終わり、25回目が本日(24日)着手されるらしい。なにしろいちばん信頼できる繊細な人の手で直接作業ができないことがネックなのだろう。この間、燃料を扱う部署の57歳の男性課長が敦賀市の山中で自殺という事件も平行して起こっている。事故と自殺が直接関連しているかどうか不明だが、上層部ではなく担当者に重圧がかかっていたのは十分に想像できる。政治家の秘書や企業の担当者が秘密を抱えたまま自殺した例を、わたくしたちはこれまで幾度となく目にしてきたはずだが。
 後追いながら東電がようやく報告書で認めた第一発電所1、2、3号機のメルトダウン。地震、津波以降、事故の状況と被害の拡大を過小評価しようとしてきた姿勢は糾弾されてしかるべきで、行政も同罪。とくに原子力安全委員会と原子力安全・保安院の事故直後からの不確かな動向は厳しく究明されなければならない。
 そういう意味で、政府が浜岡原発をとりあえず停止させたこと、原子力安全委員会と原子力安全・保安院の組織の改編を指示したことは、他の方策に不満な点が多々あるものの、一定評価できる。
 昨日午後開かれた「参議院行政監視委員会」(原発事故と行政監視システムの在り方に関する件)は、反原発のメンバーが参考人として招かれたせいなのか、NHK中継もなく、きょうの新聞の扱いもごく小さいか、あるいはなし。ネット中継はされたが、生中継では見られなかった。奇特な方が USTREAM にまとめてあげて下さったので、視聴。じつに示唆のある意見陳述と議論。3時間ばかり、時間のある方もない方も、ぜひ見ていただきたい。ココをクリック! とデカ文字でお知らせします。

*写真は前にも載せたが、原発の最後の防御砦、原子炉格納容器の設置作業風景。アメリカの原発の過去の写真と思われる。右の図は毎日新聞より。
by fuefukin | 2011-05-24 11:10 | 時事

日常の延長に旅があるなら、旅の延長は日常にある。ゆえに今日という日は常に旅の第一歩である。書籍編集者@福生が贈る国内外の旅と日常、世界の音楽と楽器のあれやこれや。


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