日だまりに春 続々
2011年 02月 26日
5月にでも入ったかと思わせるほどのぽかぽか陽気になった昨25日、日当たりのいい畑の隅でイヌノフグリ(犬の陰嚢)とホトケノザ(仏の座)が咲き競っていました。それぞれ近づいて目を凝らさないと細かな造作がしかとは判別できないくらい小さな花ですが、じつに精妙なカタチを見せてくれます。まさに美は細部に宿るという言葉どおりでありますね。
先日、撮影したあといくつか摘んできたフキノトウはうすく衣をつけられて油に投入され、天ぷらになって酒のあてになりました。粗く砕いた岩塩をふりかけて口中に投ずれば、春の香りと苦みが、辛口の日本酒にぴったり合いますなあ。
最近の研究によれば、フキノトウの苦みはフキノール酸、ジカフェオイルキナ酸など抗酸化作用の高いポリフェノール類であるらしい。生活習慣病の原因にもなる体内の酸化ストレスから人体を守る作用があるとともに、胃腸の働きを促したり精神的ストレスの改善などにも効果が期待できるというから、どこにでも生えている山菜だからといってあだやおろそかにはできませんね。
ぜひ春の野にいでて、若菜摘みに挑戦してみてくださいな。
by fuefukin
| 2011-02-26 15:56
| 花の写真