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連日の夕立雷雨は人災か

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 西多摩一帯では一昨日、昨日と、夕刻、まるで天の堰が切れたような雷雨がやってきた。おかけでさしもの猛暑も一段落だが、おそらくゲリラ豪雨とも目されるこうした現象は過重な都市化による加熱、いわゆるヒートアイランド現象も要因のひとつではないかと疑われ、わたくしたちの社会生活そのものに起因するものであるならば、自業自得ともいえるものであるかもしれない。
 しかし、そのため浸水などの被害が引き起こされた場合、全体の責任が個に転嫁されるという皮肉な結果を招くことにもなる。たまたま傾斜地や低地に居住していたり、居住には適さないような土地にまで開発が及んで被害に遭う。一般的に、高台など条件のいい土地から所得に応じて居住が案分されてきた社会的、歴史的経過を考えれば、ヒートアイランド現象から引き起こされるゲリラ豪雨の被害は、社会の底辺層へ向かうことになる。世界の貧困と軌を一にする構図である。
 上の写真を撮影したのとほぼ同時刻の降雨の状況をみると、こんな具合。東京下水道局が運営している情報システム東京アメッシュで見てみた。赤く示された「非常に激しい雨」の地点がその撮影場所。東京西郊の山沿い、八王子、あきる野、日の出、青梅と南北に雨雲が覆っているのがよくわかる。福生の自宅に戻ると、一滴の雨も降っていなかったのがこの地図から歴然だ。
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 現代は便利な時代で、こんなふうに5分間隔でほぼ正確に雨の情報を見ることができるが、はたしてこれが仕合わせであるかどうか、わたくしにはにわかに判定できない。観天望気で天候を知る野生の力がわたくしたちにも備わっていたはずだが。
by fuefukin | 2010-08-20 09:02 | 私的評論

日常の延長に旅があるなら、旅の延長は日常にある。ゆえに今日という日は常に旅の第一歩である。書籍編集者@福生が贈る国内外の旅と日常、世界の音楽と楽器のあれやこれや。


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