西多摩あたりでは先週から咲き出し、急に目立つようになりました。こうして彼岸に向けて花が咲く季節には葉がなく、花が終わって春先までは葉だけになり、夏の間は地中の球根で休眠するという、花の形も不思議なうえに周年の生態も変わった植物でありますね。韓国ではこの花のことを、花と葉が同時に出ることがないので「葉は花を思い花は葉を思う」という意味で「相思華」と呼んでいるそうであります。稲作とともに朝鮮半島経由でわが国に伝来したという説もありますから、日本でもこんな名前が広まってもよさそうですが、「そうしばな」ではちょっとゴロがよくない。「そうしか」ではナウシカみたいだし、ちょっとむずかしいいかな?