里山の風景
2009年 07月 07日
春にトウキョウサンショウウオの卵を観察した横沢入りを久しぶりに訪ねると、近所の小学生たちによって小規模な棚田は田植えも終わってすっかり夏模様でありました。クラスごとに1枚の田んぼに田植えをしたのでしょうね、1組とか2組と書かれた看板が立てられて収穫の秋の稲刈りの折の歓声が聞こえるようです。
ここの湿地で羽化してまだ間もないと思われるアキアカネが草むらにじっとしています。これから旅立ち、山や高原で涼しい夏を過ごし、秋には身を赤く染めて里へ帰ってくるのですね。旅の無事を祈ってあげたくなります。
林縁ではクズが繁茂しはじめていて、伸びた蔓先が知恵の輪のように丸まって梅雨の雨に揺れています。つい先週の、夏越しの大祓の茅の輪くぐりのようにこのクズの輪も通り抜けることができたら半年の罪穢も祓われるかもしれませんが、直径10センチもない輪ではいかんせん無理でありますね。
ついでですからヤマノイモの4連ハートもご覧いただいて、きょうも1日元気でお過ごしを。
by fuefukin
| 2009-07-07 07:11