ヒヨドリ
2007年 07月 06日
スズメに比べたらかなり大きく、同じように人家の密集する市街でもよく見かけるが、スズメが里山や山地では見られないのと違って、高原や湿原を除いて全国どこにでも生息する。春一番に咲く寒桜の花の蜜をメジロなどと一緒になって騒ぎ立てて吸い、時にはメジロを追い立て、時には仲間同士うるさくギャアギャアと争ったりする。ふつうはヒーヨ、ピーヨ、ピィーヨ、あるいはピーヒョロロなどと鳴き、ここからヒヨドリという名前がつけられたらしい。花の蜜から花びら、木の実、そして畑の苗、栽培果実まで集団で食い荒らすことがあるので農家からは嫌われ者だ。そんな雑食性から鳥扁に卑しいと添えた「鵯」という漢字があてられたのかどうかは定かではない。
頭の羽冠を逆立てて、まるでいたずら坊主のような表情でハルゼミをくわえ、ヒノキの樹頂で得意げなヒヨドリであります。
頭の羽冠を逆立てて、まるでいたずら坊主のような表情でハルゼミをくわえ、ヒノキの樹頂で得意げなヒヨドリであります。
by fuefukin
| 2007-07-06 14:10