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猫町あたり

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 昔むかしのガス灯か街路灯か、そんな雰囲気の玄関灯が吊るされている青梅街道筋の旅館。車で通るかかるたびに気になっていたが、歩いて通過する機会があったので間近から見上げてみる。ビジネスホテルの和風版、いわゆる商人宿といった風情のひなびた宿である。営業はしているのだから客はあるのだろうが、観光客が泊まるような宿ではないだろうから、こんなご時世でやっていけるのか、他人事ながら気になる。玄関灯は商店街で店舗ごとに同じデザインで作られたものかどうか、だが近隣に同じものは見あたらないから独自のものなのかどうか。
 歩く機会があったというのは、先の週末、ここ青梅の町でアートフェスティバルというのが開催されていて、もう20年以上も毎年この時期に行われているのは聞き知っていたものの、いちども訪れることがなかったのだが、ようやく日程が合って訪れることができたからである。
 青梅街道沿いの辻々にステージや露店がもうけられ、雑貨アクセサリーなどの買い物も飲食も楽しめる、雑多な現代風お祭りといっていいかな。青梅の町の映画看板や描かれた猫たちの探訪は、以前もここここあたりに紹介したことがあるが、あちこちに隠れている猫たちも新しく増えていたような気がする。
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 辻々にもうけられているステージでは民謡やらロック、フォークソンング、ポップスからジャズまでさまざまな音楽が近隣のアマチュア、セミプロ、プロミュージシャン入り交じって演奏されていたようであるが、譜面を通じてのわたくしのギター弾き語りの師匠ともいえる原荘介さんと、赤色エレジーの歌い手あがた森魚さん、おふたりの演奏をはじめて生で聴けたことが収穫であったかな。
by fuefukin | 2012-11-27 09:51

日常の延長に旅があるなら、旅の延長は日常にある。ゆえに今日という日は常に旅の第一歩である。書籍編集者@福生が贈る国内外の旅と日常、世界の音楽と楽器のあれやこれや。


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