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モンゴルの結婚式

 昨日書いたように、今回のモンゴル訪問の目的のひとつがモンゴルの知人の弟の結婚式への参加でありました。なので、その様子をちょっとだけ紹介しておきましょう。
 ウランバートル市内に結婚宮殿という場所がある。まず新郎新婦はここを訪れて、お互いの親族郎党を従えて、公証人(のような人らしい)の前で結婚誓約書(のようなものらしい)にそれぞれサインをする。互いの証人も続けてサインをする。別室に移ると、みなに紅白の飴(のようなもの)と酒がふるまわれる。続いて階下に降りる階段に並んで記念写真。新郎新婦とそれぞれのファミリーごと、兄弟ごと、親族ごとと、けっこうカメラマンは忙しい。外に出るとまた記念写真。
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       花嫁花婿をのせる車のボンネットにこんな人形が

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結婚宮殿で記念写真、これは新郎側だったかな。日本からの女性陣は大急ぎで仕立ててもらった民族ドレスを着て参列。

 ここでのセレモニーが終わると、一同うちそろって市内のガンデン寺、モンゴル革命の英雄を称えるスフバートル広場へ移動する。今回は後の披露宴の時間が迫ってしまったので、ガンデン寺はパス。スフバートル広場での記念写真がこれ↓。
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 さてこれから三日三晩の結婚披露宴が始まり、羊やヤギが何十頭も消費され、何百本ものウオトカの空き瓶が転がるはずであったが、現代のモンゴルでもそうしたお祝いは徐々に少なくなっているらしくて、レストランでの披露宴へと向う。そのおかげで、アルヒや馬乳酒にやられて討ち死にする日本人の姿をさらさずにすんだ。
 披露宴では親族友人たちが、お祝いの言葉とともに絨毯やら電気製品やら現金やらを新郎新婦に贈る。これがえんえんと続く。酒が回るにつれて歌も飛び出す、踊りも始まるで、なんのことはない日本の田舎の結婚式とまったく同じである。それにしてもみんな楽しそうだったなあ。
 こんなふうにして日モ中年親善団はごく近縁の異文化との交流を続けたのであった。

 あしたはモンゴル高原の花を紹介しようと思います。
 
by fuefukin | 2005-08-17 19:26 | モンゴル紀行(1)

日常の延長に旅があるなら、旅の延長は日常にある。ゆえに今日という日は常に旅の第一歩である。書籍編集者@福生が贈る国内外の旅と日常、世界の音楽と楽器のあれやこれや。


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