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秋山も終盤だね

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 11日の金曜日、終日降り続いた雨は標高2500メートルくらいから上はどうやら雪だったようだ。
 翌土曜(つまり昨日)早朝にはすっきり雨上がりの快晴の空が広がり、わが家のベランダからの富士山は朝日をうけてほんのり薄化粧。5合目あたりから上はすっかり雪化粧。正面、吉田口下山道の大きなジグザグもなかば雪に埋もれて見難くなっている。この富士山から右へ45度ほど視線を移動させると、東京都の最高峰雲取山も朝日をうけて、上空には満月。いやあ、このコラボは最高だなあ。
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 手前に黒く沈んだ山並みは多摩川右岸の稜線。日の出山、左端に御岳山(御岳神社)も見えるぞ。御岳山からもとの富士山のほうへ視線を戻していくと、キューピーの寝姿を思わせる、一目でそれと分かる独特な姿を見せる大岳山の山腹もかなり濃く色付いている。
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 さらに馬頭刈尾根を経て乳房のように見える馬頭山、光明山のふたつのピーク。奥に三頭山、大沢山とくるわけだね。さらに奥、谷を埋める雲の向こうは大菩薩から小金沢連山、中央から左手前に雲が残っているのは、秋川がさかのぼっている五日市、檜原の谷間だ。
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 そうだ、この上天気に出かけないわけにはゆかないぞ。
 どこだ、どこにする、この見えている山々のどこへ行く?
 わたくしが学生時代からずっと住んでいた阿佐ヶ谷から、いまの周辺に引っ越してきた理由のひとつ、この手軽さに惹かれたのが大きかったな。上流に釣りに出かけるのも、奥多摩の山に出かけるにも、あるいは中央線で甲斐、信州の山に出かけるにも便利だったからだ。もちろん、当日のお天気具合で行き先も自由に変えられるし、懐具合にも応じられるわけだね。
 というわけで、急遽、アプローチにいちばん楽な三頭山登山に出かけることに。
 ところが山のお天気は変わりやすい。 
 昼前に頂上に着くころにはすっかり雲の中、ときおり雲間から日差しはのぞくものの、富士山の展望もかなわない。それでも久々にいい運動をしたな。
 晩秋の気配漂う三頭山の風景を何枚がご覧いただくことにして本日のレポート終了。いちばん最後の写真は三頭山東峰頂上直下のブナ。根元から立ち上がってすぐ直角に曲がり、さらに垂直に立ち上がっているなんとも奇妙な形状だが、このブナにどんな天然自然の作用がもたらされたものか、じっくり来歴を問うてみたい気がする。
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by fuefukin | 2011-11-13 11:08 | 山旅

日常の延長に旅があるなら、旅の延長は日常にある。ゆえに今日という日は常に旅の第一歩である。書籍編集者@福生が贈る国内外の旅と日常、世界の音楽と楽器のあれやこれや。


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