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梅もそろそろ

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 梅の季節もそろそろ終盤か。昨日、西多摩の山沿いで、曇天にいちだんと色鮮やかな紅梅の林を望遠。道路からかなり離れた野菜畑や栗林に囲まれて、しばらく前から気になっていた場所だったが、それぞれ樹高もあって梅の木と花とは思えないような風景でした。


 昨日、余震、余寒、、、、、と書いて、続けて余剰電力についての考察を加え、三題噺にしようと思って書き始めたのだが、時間切れでまとめきれず。というより、ふだんから電力、電気について、ほとんど真剣に考えていなかったことに思い至り、じつは書き記すほどのものをなにひとつ知らないことになかば呆然としていたというのがほんとうのところでありました。
 このところの計画停電で、実施されたり中止になったりして、それはそれでわたくしの生活にはさしたる影響もないのだが、電力の供給量と消費量の差、つまり停電中止(供給が十分ある)になった場合の余った電力はどこへ行ってしまうのかという素朴な疑問があったわけですね。もちろんこんな非常時でないときも含めてでありますが、ウェブ上をあちこち飛んでいって拾い読みしても、、理解不足、調査不足もあるだろうが、はっきりした回答に出合えていない。急速に消滅したり、あるいはどこかに捨てる捨てるなどということは考えられないから、放電や送電ロスを差し引いた残りは、送電線上をぐるぐる回っているのかもしれない。計器を通過してどこかで使われない限り、いずれは消滅するのだろうが、24時間発電されているのだから、その残ったぶんはシステムとしてあたらしい電力に足されるのか。どなたかわたくしのこの素朴で幼稚な疑問に簡潔にご教示くださる方はおられませんか。
 いずれにせよ原子力発電というものは、とろ火にしたり中火にしたりという、家庭のガス台のつまみでできるような操作が簡単にはできない、常に最高出力で運転し続けなければならないという一面では非常に効率の悪いシステムだ。そのため電力会社は、夜間電力を格安にして販売したり、オール電化といううたい文句で一般家庭にもやっきになって売上増を謀っているさなかの地震、津波、原発事故、放射性物質拡散、、、、、。
 電気を生み出している発電所に電気がなくて修復作業ができない(ようやく通電したらしいが)、さらに福島県で発電された電気は地元には一切供給されていないという皮肉。ほかにもいくつも皮肉があるだろう。どうやら考え直さなければならない事柄はじつにたくさんありそうだ。


 
by fuefukin | 2011-03-25 10:59 | 花の写真

日常の延長に旅があるなら、旅の延長は日常にある。ゆえに今日という日は常に旅の第一歩である。書籍編集者@福生が贈る国内外の旅と日常、世界の音楽と楽器のあれやこれや。


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