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旅客機の行方

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 さるお天気の休日、立川の昭和記念公園へセツブンソウの花の撮影に出かけたおりのことであります。広い原っぱの脇を抜けて花の咲いているというこもれびの里へ歩を進めていると、たくさんの凧が揚がっているのが見えます。なかでもひとつ、ひときわ高く揚がっているのは西洋式のいわゆるカイトの類でしょうか、赤い翼を広げて長い尻尾をぶらさげてかなりの高度を保っています。そこへ東から1機の飛行機が近づいてきました。
 大急ぎでバッグからカメラを取り出して、カイトと飛行機のツーショットを撮ろうとズームレンズの最望遠端でファインダーを覗くものの、時すでに遅し。カイトは捉えたものの、飛行機はとうにファインダーの視界を抜けて西空を飛んでいるのでありました。100ミリ程度までズームを戻して撮影したのが上の1枚。まあわたくしの場合は、決定的なチャンスにシャッターを切れないのは毎度のことでありますからさほど残念がることもないのですが、このときは近づいてくる飛行機を見た瞬間、カイトとやや前方を行く飛行機という横位置の構図がイメージとして出来上がっていた、というより飛行航路を遮るようにカイトが揚がっていたので、せめてもうすこし早くシャッターが切れなかったものかといくらかの悔いは残るのでありました。そこで教訓。カメラはスイッチをオンにして常に首にぶら下げておくべし!
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 ところでこのところ目に見えてこうした飛行機の航路が変わってきている、とくに西多摩の上空では以前には見られなかったルートを飛んでいるような気がします。常に空を見上げて観察しているわけでもなく、もちろんそんな暇なことをしていられるわけもありませんが、感覚的にそんな気がしているのでありますね。ちなみに上の写真に写っている飛行機をピクセル等倍にしてみると左のようになります。露出オーバーで青色が薄くなっているものの、機体の塗装からするとおそらく大韓航空の旅客機で、機種は A330 と推定されます。(続く)
by fuefukin | 2010-02-09 11:06

日常の延長に旅があるなら、旅の延長は日常にある。ゆえに今日という日は常に旅の第一歩である。書籍編集者@福生が贈る国内外の旅と日常、世界の音楽と楽器のあれやこれや。


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